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今日は受験生と出会いましたが、明日は審査会で受審者と
今日は、受験生と久し振りに会いました。
お受験の相談を受ける事も良くありますが、小学校から始まって大学まで、受験がずっと続く。
話をしていて、若い頃、ずっと昔のストレスを思い出しました。
成績が悪かった私は、真面目に勉強していても成績が上らず苦労した覚えがあります。
大学に入ってから勉強法を教えて貰って、そこから大分変化した覚えがあります。
勉強法そのものを工夫して行かないと、学習効率に大きな差が出るのだと云う事は、出来る様になってからしか解らないものです。
修行でも何でも同じですが、何を大切にして、何を目的とするかによって、その道筋や手法を考えて工夫して行かないと、物凄い努力が徒労に終って仕舞う事があります。
今日来た受験生も、驚く程に真面目で頑張って勉強している様でした。
ですが、効率が悪く成績が上らないと云う悩みも大きかったので、勉強法について主に専門家である妻に任せて、色々とアドバイスしました。
自分の未来への夢や目標は持っている様でしたので、その為に何をやるべきか、どこを頑張るべきか、そんなヒントになってくれたら良いなと思います。
表面的に駆けっこや様々な競争をなくそうと云う話も耳にしますが、何をどうしようと、世の中には競争が厳然と残っています。
生き抜いて勝ち抜いて行かなければなりません。
自分が前に出る、上に行くと云う事は、誰かを踏み付けにしていると云う事です。
正面から堂々とそう云う競争や勝負に挑み勝ち抜いて行く力を身につける為には、知恵が必要ですね。
真面目なだけでは只の不器用になって仕舞います。
視野を広げて、他方からの目線で物事を見たり考えたり出来る柔軟性と心の機敏性は必要です。
これから大変な時期に入ると思いますが、受験生、頑張って下さい。
明日は正伝流空手道の昇級昇段審査会です。
受審される方々も緊張されていると思いますが、緊張は集中力へと繋がります。
緊張を友として、頑張って下さい。
明日は早起きしなければなりません!!(苦笑)
学校での事情
昨日、相談者の子供と話していたのですが、この子は中学生の女の子で、凄く真面目で成績も良い子です。
それなのに(だからと云うべきか)、点数ばかり、評価ばかりを気にしています。
かなりの高得点を取っているし、もう充分だと思うのですが・・・。
その原因を、その子と話しながら探っていました。
それで解った原因の一つが、学校の事情です。
学校内での全てが内申書に響くと言われている様でした。
それも、しょっちゅうそう言われている様です。
妻に言わせると(妻は元は高校教師ですから)、教師達の指導力の低下により、そう云うものを題材にして指導しないと、子供を掌握出来ないのだと言います。
う~ん、それは良く理解出来ますが、どうにも私は納得出来ないですね。
そもそも学校で学ぶべきは、社会で生きて行く上での基本であり、学問を楽しいと思える素地を作っているのであり、将来、何かやりたい事が出来た時にそれを選択する為の基礎としての力を与えているのであり、また疑似社会として人間教育を行う場だと思うのですが。
それが、偏差値や受験と云う事だけに焦点を絞ったかの様な(そうではないと思いますが、そう子供や親に思わせてしまう事が問題だと思います)、そんな状態はやはり私には異常に思えます。
私も人を指導する立場であり、教師も同じく指導する立場であり、それぞれの立場や意識があって良いとは思いますが、それにしてもちょっと行き過ぎと感じる事もありますね。
それぞれの方が一生懸命にやっておられる事は良く解っています。
親としての教育や環境作り、大人としての子供に対する示唆や指導、そして学校としての教育、子供が成長して行く過程では多くのものが影響を与えます。
それを良く把握して、子供一人一人を良く見て、バランス良く育ててあげたいものだなと思いますね。
嘘ばっかり
今日、護身法を習っている男性と話をしていたのだが、彼は初級にも関わらず、既に一番大切な所をクリアー出来て仕舞っていました。
あらら、こりゃ次は中級を飛ばして上級だなと驚きと共に、彼の上達を嬉しく思っていました。
その後で話をしていたら、学問の話になりました。
そして、私も彼も、そして妻も同じ様な経験を持っている事が解りました。
それは・・・、学校で教えている事って嘘ばっかり・・・と思った事です。(笑)
小学校の頃、歴史を習っていて、教科書を読んでいるとその主人公の時代に頭が飛んで仕舞い、揚句の果てにはその中の登場人物になって仕舞っている。
それじゃ、年号どころじゃありませんよね。
で、歴史は大の不得意でした。(笑)
と云っても、本当に歴史が解らないのではなく、試験の為の歴史に意味を感じる事が出来ず、点数が全く取れなかったので成績が最悪だったと云う事ですが。(笑)
曰く、源氏物語は昼メロ、竹取物語はイケイケの女性が男性を手玉に取ったと云うお話。
日本霊異記などはSF。
彼の経験では、人文政治などでは自分が国会議員と化して仕舞って、教師に民法で迫ったとか。(爆笑)
と云う訳で、皆、文科系の成績はあまり良くなかった様な・・・。
学問と云うのは、本来はとても楽しいものであり、「問う事を学ぶ」と書く字の如く、疑問を持つ訓練をしている訳ですし、歴史などはそのロマンを楽しむ事に醍醐味があります。
が、学校教育の中では、成績を取る事だけが目的意識とされ、そう云う醍醐味を味わおうとすると、必ず先生に「余計な事は考えないで、これだけを勉強して成績を上げろ」と言われました。
ですから、私は勉強は大嫌いでしたね。(笑)
今は成績と無関係に、本当に役に立つ、そして楽しめる学問をする事が出来るのは最高の喜びです。
目的意識のぼやけた教育は学問ではなく、嘘ばっかりとは言いませんが、やはりつまならいし、人間性を豊かにしてくれませんね。
どうせなら楽しく勉強したいものですが、受験の為には、仕方ないのでしょうか・・・。
何だか侘びしくもあり、悲しい現実だと思います。
我が月例会では、本当に楽しい、学校の教科書には書かれていない様な、本当の学問の話を始め、あらゆる話題が飛び交っています。
毎回、大切な話と共に、爆笑の渦が巻き起こります。
ストレス解消にはとても良い時間です。
話も広がり、深く、高度な話もしますので、疲れる事もありますが、兎に角、楽しいですよ。